top of page

クラニオセイクラルセラピーとは?

Craniosacral therapyは、日本語で、クラニオセイクラルセラピー(クラニオではなくクレニオとカタカナ表記する場合もあり)、日本語に訳して、頭蓋仙骨療法と呼ばれます。

また、現在、流派もさまざまあり、これと似たような名前のものもあります。

(Wholistic Body CareのAyaは、Upledger institute(アップレジャーインスティチュート)のクラニオセイクラルセラピーの講座をオーストラリアで受講しました。)


クラニオセイクラルセラピーは、オステオパシーからできたクラニアルオステオパシー、そこから発展していき誕生、1980年代に広く普及されました。

その普及に多大な影響を与えたのは、ドクター ジョン・E・アップレジャーを含むオステオパスたちです。


それから約35年経った現在では、手技療法の施術者を中心に、自然療法のプラクティショナー、医療従事者には、かなり知られてきており、

それまでの手技法や治療法では、不十分であると感じた人たちが学んでいますが、

一般の方は、名前すら聞いたことがないという方もまだ多くいらっしゃる為、ここで説明したいと思います。

(さまざまな流派があることと、手技も発展している、補足説明もかなり必要になるため、ここで全てお話しすることはできませんが。)



クラニオセイクラルセラピーは、原則、圧が5g以下の極軽いタッチの手技療法で、

基本的には、クラニオセイクラル(頭蓋仙骨)という名前から想像できるように、

頭から脊柱、仙骨までを施術していきます。

(基本的には、と断りを入れたように、他の部位も行うこともありますし、

 また、手技も発展しており、と先にお話ししたように、触れることだけがクラニオセイクラルセラピーではありません。)


触れることにより、筋肉、ファシア、靭帯などの緊張が取れ、それにより、骨も移動します。


それらが調整されることで、頭蓋骨内(脳室とクモ膜下腔)と脊柱(脊髄硬膜と脊髄の間)にある脳脊髄液(CSF)の流れも変わりますし、

頭蓋内にある器官(大脳、小脳、間脳(視床、視床下部)、脳幹(中脳、橋、延髄)、血液、脳神経など)や顎、歯、舌、耳、目、鼻、

脊柱や仙骨の前にある内臓器官や神経等へも影響を与えます。


脳脊髄液(CSF)は、5~7時間ですべて入れ替わり、1日に約4~7回循環しています。

CSFには、衝撃吸収して脳や脊髄を守ったり、脳や脊髄、そこにある神経に栄養を運んだり、古い細胞や有害物質、炎症物質などを含む老廃物を運び取り除いたりと、需要な役割があります。


また、脳には、酸素を十分に含んだ血液も、脳機能を維持するために必要ですし、

頭蓋に留まることなく、胴体へ流れ、心臓へ戻されることが大切です。


ここでは長くなってしまう為、詳細は省略しますが、

上に挙げた頭蓋内にある器官が持つ機能、役割を挙げれば、非常に重要で多岐に影響が渡ることは想像できると思います。


また、相互に関係するシステムとしては、次のようなものがあります。

(上と重複する所もあります。)

 ・血管系

 ・リンパ系

 ・神経系

 ・内分泌系(=ホルモン系)

 ・呼吸器系

 ・筋骨格系(筋肉、結合組織、筋膜、靭帯、腱、関節)


頭蓋や脊柱、仙骨に歪み、アライメントに問題があれば、さまざまな問題が起こる可能性があります。


ですから、クラニオセイクラルセラピーはあらゆる不調や問題でお悩みの方におすすめします。

病気は、治る訳ではありませんが、良い反応があった症例もたくさんあります。

詳しくは、アップレジャーインスティチュートのwebsiteをご覧いただければと思います。

また、上のリンクのページ下にResearch pertaining to craniosacral therapyとGeneral interest regarding craniosacral therapyいうタブがあり、

その中にも一つ一つクリックしていくと、以下の不調や病気等と関連する記事も出てきます。


消化器系(胃や腸など)の不調や問題

呼吸器系の不調や問題

生殖器系(婦人科系)の不調や問題

様々な精神的、心理的、感情的な問題

睡眠に関する問題

ストレス、不安、落ち込み、燃え尽き、神経質、浅い呼吸、過敏

神経に関係する様々な不調、病気

運動障害、学習困難、読み書き困難、顔面麻痺、筋トーヌス亢進、幻肢痛、三叉神経

線維筋痛症

病気やケガ、手術からの回復への支援、疲労

大きな事故やショックを経験

肩こり、腰痛、筋肉の過緊張、骨盤の歪み、脊柱の歪み

頭痛

顎関節(TMJ)症、歯に関する問題、歯の治療後に起こった不調・違和感、歯ぎしり、食いしばり

嗅覚に関する不調・問題

聴覚に関する不調・問題

視覚に関する不調・問題

副鼻腔炎

アレルギー

どもり、発声に関する問題

嚥下に関する問題

高血圧

糖尿病

アルツハイマーや認知症

産前産後のさまざまな問題

誕生時のトラウマ

など


★クラニオセイクラルセラピーが受けられない方、注意が必要な方★

 ・頭蓋内や脊髄内の体液圧を変化させてしまう恐れがある状態

 ・急性炎症

 ・深刻な、または開いた頭の傷

 ・最近の頭蓋骨骨折

 ・急性期の心臓発作

 ・急性期の脳卒中

 ・脳腫瘍

 ・脳浮腫

 ・血腫

 ・脳出血

 ・脳動脈瘤

 ・延髄のヘルニア

 ・脳髄液漏れ

 など

 

他にも注意が必要な場合、通常の施術が提供できない場合もありますので、現在妊娠中の方や現在または過去にご病気、おケガを被られた方は、ご予約前にご相談ください。



最後に、

クラニオセイクラルセラピーで、多くの方が体感されるのは、

「深いリラクゼーション」 です。


緊張が強すぎると、感じるまでに何度かセッションが必要な場合もありますが。

お腹がぐるぐるぐると大きな音で鳴ったり、

いつの間にか寝てしまい、いびき音に気づいて起きたり、

体の緊張が解けるとともに、心の緊張も取れて、時に涙してしまったり、怒りや悲しみなど感情が現れたり、

さまざまな反応が現れることもありますが、

身体の自然な反応ですので、恥ずかしがらずに、受け入れてあげてください。




Opmerkingen


bottom of page